
写真: 新日本プロレスリングホームページ
2021年東京オリンピック柔道男子100kg級金メダリスト・ウルフ・アロン選手(29)が、プロレスに電撃転向することを発表した。
6月23日に行われた記者会見で、新日本プロレス(NJPW)への入団と、2026年1月4日「Wrestle Kingdom 20」(東京ドーム)でのデビュー戦が正式に発表された。
「ゼロからの挑戦」ウルフアロンが語る覚悟
「プロレスの経験はゼロ。でも、何もないところから全力で挑戦する」。会見ではそう語ったウルフ選手。
柔道では五輪を制し、世界選手権でも頂点を経験してきた男が、いま“異種格闘技”の世界に足を踏み入れる。
金メダリストの転向は史上初
柔道からプロレスへの転向は過去にも例があるが、五輪金メダリストのプロレス転向は史上初。これにより、ウルフ選手は新日本プロレスの「象徴的存在」になる可能性を秘めている。
ネット上でも大きな反響があり、NJPWのファンコミュニティでは「まさに大型補強」「本気で世界を狙える逸材」などと絶賛の声が相次いでいる。
トレーニングは“ヤングライオン”と共に
プロレスの基本となる「受け身」や「技の受け渡し」などを学ぶため、ウルフ選手は若手育成枠「ヤングライオン」たちと共に基礎からトレーニングを開始。
柔道の“実戦”とは異なる、エンターテインメント性をどう吸収していくかが、今後の成長のカギを握る。
デビュー戦は2026年1月、東京ドーム
注目のデビューは、2026年1月4日「Wrestle Kingdom 20」。新日本プロレス最大の大会であるこの舞台に、新人として立つという異例の扱いは、団体からの大きな期待の現れだ。
対戦相手や試合形式などはまだ明かされていないが、柔道仕込みの技がどのようにプロレスに変化するのか、ファンの期待は高まる一方だ。
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競技人生をかけて“もう一つの頂点”を目指すウルフ・アロンの挑戦。勝負の舞台は変わっても、その熱は冷めることがない。新日本のリングに金メダルの輝きは通用するのか――。デビューまでの道のりから目が離せない。
また、1.4の東京ドームでは棚橋弘至の引退試合も行われるため、さらに注目が集まるだろう。
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