
世界屈指の名門クラブ、FCバルセロナが日本でのプレシーズンマッチを急転直下で再調整している。
7月27日に予定されていたヴィッセル神戸との一戦が、楽天の支援により実現に向けて動き出したことが複数の海外メディアにより報じられた。

写真: ヴィッセル神戸公式YouTube
契約違反で中止となった日本遠征
当初バルセロナは、韓国と日本を巡るアジアツアーの一環として、7月27日に神戸と対戦する予定だった。
しかし主催者のヤスダグループ側の重大な契約違反(支払い未履行および送金証明の偽造)が発覚し、クラブは渡航前日に公式に来日中止を発表。すでに準備を進めていた関係者やファンの間で大きな波紋が広がっていた。

写真: 株式会社ヤスダグループ公式サイト
楽天が“救世主”に
しかし、スペインメディア『BeSoccer』など複数の報道によれば、旧パートナーである楽天が仲介・支援に動いたことで事態は急転。
楽天はヤスダグループに代わって支払いを肩代わりする形でバルセロナとの契約を履行。これにより、クラブは再び来日を決断したと伝えられている。
元バルサの胸スポンサーとして深い関係を築いてきた楽天が、今回も裏方としてクラブを支える構図となった。

写真: 楽天グループ公式サイト
韓国遠征は予定通り
バルセロナは日本戦中止を発表した後も、7月31日のFCソウル戦、8月4日の大邱FC戦は予定通り実施するとしていた。
これらは韓国の主催会社D-Drive社がすでにすべての支払いを完了していることが確認されており、現時点で開催に支障はないとされている。
公式発表は間近か
渡航スケジュールについては、7月24日~25日にかけての出発が見込まれており、試合は当初の予定通り27日にノエビアスタジアム神戸で行われる可能性が高い。

写真:ノエビアスタジアム神戸
チームや楽天による正式なリリースはまだ発表されていないが、関係筋によると「最終調整段階」にあるという。
ファンへの影響と今後の課題
バルセロナの突然の中止発表とその後の再来日方針には、ファンからも戸惑いの声が相次いだ。
特にチケット購入者や渡航予定だった海外ファンにとっては混乱が続いており、主催体制の不透明さと信頼性の欠如が浮き彫りとなっている。
今後の焦点は、正式なスケジュール発表とともに、楽天やクラブ側がファンにどのような説明責任を果たすかに移る。
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